双極性障害になった場合の身体的症状

このように、双極性障害と診断された場合の行動・身体症状にはさまざまなものがあります。

■躁状態・抑状態の行動的症状■

躁状態 抑状態
多弁になる 全身倦怠感
多動する 易疲労感
わがままになる 吐き気
暴力的になる 頭痛
興奮する 胃炎
浪費する 口数が減る
活発的になる めまい
人と話したくて電話をする 息苦しい
いたずらをする 動悸が激しい
ネットでもリアルでもハイテンション 手足のしびれを感じる
人を過剰に褒めたり感謝する 嫌な汗をかく
女性では月経不順

【躁状態の行動的症状】

多弁、多動・・・聞き手の都合も考えず、ひたすら何時間も自分が話したいことを話します。

不眠不休で動き回るため、徹夜で仕事をしたり朝まで遊ぼうとします。

落ち着き無く行動ため、周りの人に迷惑をかけることになります。

興奮、ハイテンション・・・少しの刺激で興奮しハイテンションになります。

知人に何時間も電話をかけまくったり、ネット上で投稿を繰り返したりします。

悪ノリでいたずらをして周囲を困らせることもあります。

食欲、性欲亢進欲が強くなる)・・・食欲が増し食べる量が増え体重が増加します。

また性欲が強くなり極端な性依存で異性間のトラブルを引き起こしかねません。

その欲が金銭になると浪費に走ったり、深刻なギャンブル依存に陥ります。

傲慢、クレーマーになる・・・自分が尊大だという思いがあるため他人の過ちが許せずバカにした態度を取ったり、些細なことで腹が立ちサービス業者や店員に苦情や言いがかりをつけることがあります。

【抑うつ状態の行動的症状】

気力低下・・・何事にも興味を失い、普段楽しくできたことが楽しいと感じられなくなります。

睡眠亢進、食欲低下、性欲減退・・・寝付きが悪くなる、眠れない、夜中に目が覚めるなどの睡眠障害があります。

逆に過度に睡眠をとってしまうことがあります。

食欲や性欲もなくなります。

消失感、自殺願望・・・精神的な喪失感から自殺を企てようとします。

他にも身体症状として、吐き気・全身倦怠感・易疲労感・頭痛・胃もたれ・めまい・息苦しい・動悸が激しい・手足のしびれ・嫌な汗をかく・女性では月経不順などがあります。

また、睡眠亢進と食欲亢進は躁鬱いずれの場合も減ったり増えたりと、人によって異なります。

【双極性障害のラビットサイクル(ラビットサイクラー)】

双極性障害の中でも「ラビットサイクラー」と呼ばれる症状の人たちがいます。

1年に4回以上躁状態と鬱状態を交互に繰り返すことを指し、主にⅡ型の患者で特に女性に見受けられるとされています。

一般的な躁鬱のサイクルは人によりますが、躁状態が数か月に対し鬱状態が数年という人もいるためラピッドサイクルは心身ともに負担が大きいといえます。

最初からラピッドサイクルの双極性障害として診断されることはなく、ストレスや薬の影響でラビットサイクラー化するケースがほとんどです。