双極性障害になった場合の精神的症状

実際に双極性障害を発症し診断が下った場合、病気はⅠ型とⅡ型に分かれます。

しかしⅠ型の「躁状態」とⅡ型の「軽躁状態」では同じ躁であっても症状や経過が異なるのが特徴です。

一般的には日常生活に支障がでるのがⅠ型、日常生活に支障がでないのがⅡ型という見解で知られています。

また、双極性障害には初期症状があり、買い物する量が増えたり、仕事は早いがミスが多い、睡眠時間が短くなる、などが躁状態の兆候といわれています。

もちろん躁状態だけでなく、抑うつ状態があるのも双極性障害の特徴です。

それぞれの精神的症状は・正義感にかられる比較すると、以下のようになります。

■躁状態・抑状態の精神的症状■

躁状態 抑状態
気分爽快 不安になる
自信過大 焦燥に駆られる
楽観的 気分消沈
イライラする マイナス思考
陽気 敏感になる
開放的な気分 混乱する
アイディアがあふれる 気力低下
意欲的 自分を責める
自信過剰 何事もおっくうになる
正義感にかられる 誰にも会いたくない
他人に自慢するような態度 消失感
自殺願望

【躁状態の精神的症状】

気分爽快、陽気、開放的な気分・・・うつ状態がまるでなくなった(治った)かのような晴れ晴れとした気分になります。

自信過大自信過剰)・・・自分が何でもできるような万能感を得るため、突然会社を辞めて起業や投資を始めたり、難関大学を受験しようとします。

他人に自慢するような態度・・・自分が万能と思い込むため、周りが愚かに見え尊大な態度を取りがちです。

楽観的・・・計画性がなく後先を考えないため、車や不動産や宝飾品・高級バッグなど高価な買い物をしがちです。

イライラ、攻撃的・・・それまで陽気だったかと思いきや、気に障ることがあると突発的に怒ったり暴言を吐くなどします。

意欲的、アイディアがあふれる・・・仕事の能率が上がったり、会議の席などでもどんどん自分の意見を言うなど積極的になります。

【抑うつ状態の精神的症状】

不安、焦燥・・・現状の生活に不安を覚えます。

「いつまでこの生活を続けるのか」「元に戻ることはできるのか」など病気の治療に対する焦りも出てきます。

気分消沈、気力低下・・・気分が落ち込むため、何事にも集中できず意欲そのものがなくなります。

何事もおっくうになる、誰にも会いたくない・・・掃除や洗濯・入浴など日常生活を送ることもままならず、外出や人に会うのも面倒だという気持ちになります。

敏感になる、混乱する・・・他人の何気ない発言に敏感になって取り越し苦労をしたり、躁状態との気分の落差に混乱を来します。

自分を責める、マイナス思考・・・躁状態の自分にショックを受け自分を責めたりします。

自分は何をやってもダメだという思考に陥ります。

消失感、自殺願望・・・この世から消えてしまいたい、死んでしまいたいという自殺願望が芽生えます。