双極性障害とは?病気とその原因を知る

双極性障害はかつて躁うつ病と呼ばれていた精神疾患のひとつです。

ですが、呼び方が変わったとはいえ、まだまだこの病気には偏見が多くきちんとした理解を得づらいのが事実です。

双極性障害とは、いったいどのような病気なのでしょうか。

【双極性障害の基本的な症状】

基本的には「躁状態」と「鬱状態」を交互に繰り返す病とされています。

鬱状態だけが続くうつ病との大きな違いは躁状態の有無にあるといえます。

・躁状態

気分が高揚する状態が一定期間続きます。

ハイテンションな状態で仕事をバリバリこなしたり、アイディアが次から次へと溢れます。

自分は万能であるというイメージに囚われるため、ギャンブルにのめり込んだり借金をしてでも買い物をし続けるという行動を起こします。

感情面が暴走するため、他人に対し攻撃的な言動を取ってしまったり、犯罪に繋がりかねない暴力を振るってしまうおそれがあります。

・鬱状態

打って変わって、うつ病と同等の症状が表れます。

気分の落ち込みや意欲の減退だけでなく、躁状態の時に行っていた言動を振り返り「自分はなんてことをしてしまったのか」といった自責の念にかられるのも鬱状態の特徴です。

【双極性障害Ⅰ型・Ⅱ型について】

検査や問診などを経て、双極性障害はⅠ型とⅡ型に分類されます。

Ⅰ型は、激しい躁状態と憂鬱な状態が交互に続く病状がある双極性障害です。

躁状態に特徴があり、いわば「他人や社会に迷惑をかけてしまう」「金銭的に取り返しがつかないことをする」ような言動がある場合はⅠ型といってよいでしょう。

逆にⅡ型は、軽躁状態と憂鬱な状態が交互に続きます。

どちらかというと、鬱状態の方が長く続くところに特徴があります。

さらに軽躁状態はイライラや焦燥の状態になる程度で、社会的に迷惑をかけるということはほとんどあるません。

ゆえに、軽躁状態は自覚症状がなく、ただのうつ病でイライラしているだけだと思いがちです。

軽躁状態を医師に正確に伝えないためとただのうつ病と誤診されるおそれがあります。

ただし、「衝動性」についてはⅡ型の方が顕著であり突発的な自殺などをしかねないのがⅡ型の特徴といえます。

【双極性障害の発症原因】

現在の研究では、「遺伝」と「ストレス」が主な原因とされています。

ですが、正確な発生原因の特定には至っていません。

その他にも「環境」「脳」「性格」「体質」などがあるが、具体的な要因は研究途中といえます。