双極性障害の検査の基準とは?

双極性障害を中心とした精神疾患を検査する方法ですが、今までは患者が訴える症状が定められた診断基準を満たしているかどうかなど、患者の申し出によるものが頼りとされてきました。

しかし、ここ最近の精神疾患の研究は著しく進んでおり、機械を使って科学的に検査を受けるなど、さまざまな方法で病気を判別することができるようになりました。

【双極性障害の検査方法】

①光トポグラフィー検査

うつ病や双極性障害などの病気を検査する「光トポグラフィー検査」というものが最近は注目を集めています。

特殊な機械を患者の頭皮に当て、ごく弱い近⾚外光を照射し大脳皮質の血中のヘモグロビン濃度と血流の変化を測定します。

前頭葉の血流の流れのパターンを「見える化」することで双極性障害やうつ病・統合失調症などを判別することができるとされていますが、まだ精度が60~80%とそこまで高くはないため問診との組み合わせが必要といえます。

②問診

光トポグラフィーの検査結果をもとに、問診をします。

問診では現在の患者の状態や症状を診断基準と照らし合わせ、医師の判断により双極性障害だと診断確定されます。

③血液検査

最近の研究では、血液検査からうつ病であることを診断することができます。

血漿中のエタノールアミンリン酸という物質の濃度が基準値を超えている場合、高い確率でうつ病といえるでしょう。

双極性障害ですが、今の段階では血液検査でを診断することはまだ難しいといえます。

双極性障害はうつ病に似た症状を伴うため、むしろ誤診されてしまう場合もあるので、日頃の気分(躁状態や鬱状態があること)を医師に伝えることが必要です。

【うつ病なのか、双極性障害なのか】

素人判断ではなかなかうつ病と双極性障害を正確に見分けることは困難です。

憂鬱な気分が続けば、うつ病ではないかと自覚することができますが、双極性障害もまた「抑うつ状態」になるため、なかなかすぐに診断されるのが難しいからです。

また、双極性障害は鬱状態と躁状態が繰り返されますが、うつ病であってもイライラや攻撃的な気持ちになることもあります。

また、最初はうつ病だったけれど、症状の悪化などで双極性障害を併発してしまうケースもけして少なくはありません。

うつ病・双極性障害に限らず、いずれの場合も放置してしまうと悪化してしまうため、少しでも自分の気分や睡眠、体調などに異変を感じた場合は病院で問診・検査を受けましょう。